【たったの10分ちょい】Reactアプリの公開方法|Vercelで簡単にデプロイする手順と注意点

【たったの10分ちょい】Reactアプリの公開方法|Vercelで簡単にデプロイする手順と注意点

はじめに|Reactアプリを公開すると世界が広がる

Reactアプリを公開すると世界が広がる

Reactの学習を進めて「動くアプリ」が手元で完成すると、次に思うのが…
「これ、誰かに見せたいな」ではないでしょうか?

僕自身、最初は「公開=サーバーを借りて難しい設定をするもの」というイメージがありました。
でも実際にやってみると、Vercelというサービスを使えば数分で世界に公開できてしまいます。

この記事では、React入門シリーズの続きとして「自分で作ったアプリを公開するところ」まで一緒にやってみましょう!


Reactアプリ公開のための事前準備

GithubとVercel

公開する前に必要なものは2つだけです。

  • GitHubアカウント(ソースコードを置く場所)
  • Vercelアカウント(アプリを公開する場所)

どちらも無料で作れます。
僕は最初「登録が面倒そう」と思ったのですが、Googleアカウント連携で数分で完了しました。


0) 前提チェック(3分)

  • Node.js が入っているか
    • ターミナル/コマンドプロンプトで node -v を実行 → 例: v18.x.x と出ればOK
    • もし「見つからない」と出たら、Node.js(推奨: 18 以上)を先に入れてください
  • Git が入っているか
    • git --version → 例: git version 2.xx.x と出ればOK
  • エディタは VS Code 推奨(内蔵ターミナルが使えて便利)

▼ターミナルの開き方

  • Windows: スタート →「PowerShell」または「Windows Terminal
  • macOS: Launchpad →「ターミナル
  • VS Code: メニュー「表示」→「ターミナル」 or Ctrl + (バッククオート)

1) プロジェクトフォルダを開く

  1. ターミナルで、あなたのReactアプリのフォルダへ移動します
    例:cd C:\Users\あなた\my-react-app
  2. フォルダ直下に package.json があるのを確認

2) ローカルで動くか確認

  • 開発用サーバー起動(Vite想定) npm run dev
  • ターミナルに表示されたURLへアクセス(例:http://localhost:5173
    → 画面が動けばOK
  • 終了はターミナルで Ctrl + C

自分の場合は以前【30分でできるアプリ】GraphQL × TypeScript × React入門|作って学ぶAPI連携(コード完全解説付き)で作成したGithubのリポジトリ一覧を表示させるアプリを公開しようと思います!

ReactのGithubリポジトリ一覧アプリ

3) 本番用ビルドが通るか確認

  • エラーが無いかチェック npm run build
  • 成功すれば、dist/ フォルダ(Viteの場合)ができます。
    ここまで通れば公開準備OK!

4) GitHubリポジトリを作成

  1. GitHubにログイン → 「New」から空のリポジトリ作成(例:my-react-github-repository-app
  2. リポジトリURL を控える(例:https://github.com/ユーザー名/my-react-github-repository-app.git

5) Gitで初回コミット&push

ターミナルでプロジェクト直下から、次を上から順番に実行します

git init
git add .
git commit -m "first commit"
git branch -M main
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git
git push -u origin main

すると、gitにローカルのファイルたちが反映されているはずです!!

ReactアプリをVercelにデプロイする方法

1) Vercelにサインイン&GitHub連携

  1. Vercel(vercel.com)にログイン
  2. ダッシュボードで 「New Project」 をクリック
  3. 「Import Git Repository」 で、さきほどのリポジトリ(my-react-app)を選ぶ
    • 初回は 「Add GitHub Account」 の許可が必要です(画面の指示に従ってOK)

2) プロジェクト設定(基本は自動でOK)

Vercel は フレームワークを自動検出 します(Vite/Reactなど)。
次の項目が見えたら、基本は触らずOKです:

  • Framework Preset: Vite(または React と表示されることも)
  • Build Command: npm run build
  • Output Directory: dist(Viteの場合の出力先)
  • Install Command: npm install

モノレポ(複数プロジェクト)やサブディレクトリの場合は 「Root Directory」 を正しく指定してください。
例:apps/web など。


3) 環境変数が必要な場合

  • APIキーなどを使う場合、ソースに直書きしない
  • Vercelの Project → Settings → Environment Variables で追加
    • 例(Viteの場合):VITE_API_URL / VITE_OPENAI_API_KEY
  • 追加後は 「Save」→「Redeploy」 で反映

Viteは VITE_ で始まるキーだけ フロントから参照可能です。
ここが超ハマりポイント。


4) 「Deploy」を押す → 数十秒待つ → 公開URL発行!

ビルドが通ると 「Congratulations!」 と表示されます!

上記画像赤枠の部分を押下して、さっそく公開されたURLをのぞいてみましょう!

感激…!!

以後は GitHubにpushするたびに自動デプロイ
main にマージされたら本番、PRブランチはプレビューURLが自動発行されます(めちゃ便利)。


ReactアプリをVercelで公開するときの注意点

環境変数の扱い(超重要)

APIキーなどはそのままpushすると危険です。

僕も最初 .env ファイルにOpenAI APIキーを入れたままGitHubにpushしてしまい、GitHubから「シークレットが含まれているのでブロックしました」と怒られました…。

その瞬間は「え、なにそれ?」と。。
結局APIキーを再発行するハメになりました。

安全に扱うには

  • .env.gitignore に必ず追加
  • Vercelの「Project Settings → Environment Variables」に設定する
  • コード内では import.meta.env.VITE_... の形式で呼び出す

これを覚えておくだけで、秘密情報が漏れるリスクをぐっと減らせます!


まとめ|Reactアプリを数分で公開できる!

Reactアプリを公開すると世界が広がる

この記事では、ReactアプリをVercelで公開する手順を紹介しました。

  • GitHubにコードをpush
  • VercelでNew Projectを作成
  • Deployを押すだけで公開完了

難しいことを考えなくても、数分で「世界に向けてアプリを公開」できるのは本当に感動的です。

Reactの学習で「作って動かす」から「公開して共有する」まで体験できると、一気にモチベーションが上がりますよ!

次はカスタムドメインを設定したり、より複雑なアプリを公開してみるのもおすすめです!


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